胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査の間隔について

「胃カメラ(上部消化管内視鏡)は、どのくらいの間隔で受けると良いのでしょうか?」

このように、患者さんから質問を受けることがあります。

どの程度の間隔で検査をした方が良いという具体的な基準は定まってはいませんが、個人的には、以下のように考えています。

・ピロリ菌に感染している方、過去にピロリ菌を除菌したことがある方
→1年に1回の胃カメラ
・逆流性食道炎や粘膜下腫瘍などと診断された方
→1年に1回の胃カメラ
・ピロリ菌のいない綺麗な胃の粘膜の方
→2年に1回の胃カメラ

ピロリ菌の除菌により、胃がん発生の危険性は下がりますが、ゼロにはなりません。
ですので、ピロリ菌の除菌に成功した後も1年に1回胃カメラ検査を受けることをお勧めします。

胸やけや胃の痛みなどの症状があれば、早めに受診しましょう。

当院では、受診当日の胃カメラ検査が可能です。少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

Author: ひろ消化器内科クリニック