「通勤途中にお腹が痛くなってトイレに駆け込む」
「最近下痢と便秘を繰り返している」
「お腹がはって、なんとなく不快感がある」
このような症状の方は、過敏性腸症候群の疑いがあります。
過敏性腸症候群では、下痢や便秘を繰り返しているのに、検査をすると胃や腸に異常はありませんと言われます。
主な原因はストレスです。現代のストレス社会で患者数は増えており、日本人の10〜20%の人に、過敏性腸症候群の症状がみられると言われています。
過敏性腸症候群はその症状により、次の3タイプに分類されます。
①下痢型
腹痛や腹部の不快感がある慢性的な下痢
「泥状便・水様便」が多く、男性に多い
②便秘型
腹痛や腹部の不快感がある慢性的な便秘
「硬い便・コロコロ便」が多く、女性に多い
③混合型
下痢と便秘を交互に繰り返す
治療法には、食事療法、運動療法、薬物療法があります。過敏性腸症候群に効果の良いお薬も出てきています。
お腹の症状で気になることがあれば、一度医療機関を受診し、ご相談ください。