機能性ディスペプシア

「食後に食べ物がずっと胃の中に残っている感じがする」                      「少し食べただけですぐお腹いっぱいになる」                      「時々胃が痛い」

このような症状はありませんか?

これらの症状がある方は、機能性ディスペプシアかもしれません。あまり聞き慣れない名前ですが、日本人の5人〜10人に1人が機能性ディスペプシアであるとの報告もあり、決して珍しい疾患ではありません。

ディスペプシア(dyspepsia)とは、ギリシャ語で、dys(bad=悪い)+peptein(digestion=消化)、つまり胃や十二指腸に関連した「消化不良」を意味します。

機能性ディスペプシアでは、上記のような胃の不快な症状が続いているにもかかわらず、胃カメラなどの検査をすると異常がないと言われます。

原因としては、下記のものが考えられています。

①胃の運動異常                 胃の拡張機能の低下→すぐにお腹いっぱいになります                       胃の排出機能の低下→胃もたれが起こります

②胃の知覚過敏胃の痛みが起こります

③胃酸の分泌亢進

④ストレス

⑤ピロリ菌

機能性ディスペプシアは、癌や潰瘍などの病気がないことが前提なので、胃カメラ検査を受けたことがなければ、まず検査を受けることをおすすめします。

胃カメラで、ピロリ菌が疑われればピロリ菌の検査をします。

ピロリ菌が陽性であればピロリ菌の除菌治療を行います。

ピロリ菌が陰性であれば機能性ディスペプシアとして、生活習慣の改善、食事・運動療法、薬物療法を行います。

胃の不調でお悩みの方は、一度医療機関を受診し、ご相談ください。

Author: ひろ消化器内科クリニック