潰瘍性大腸炎と大腸がん
潰瘍性大腸炎の患者さんでは、発症からの期間が長くなると、大腸がんのリスクが高くなると言われています。 診断からの経過年数と大腸がんの発生率についての報告があります。 10年で1.6%、20年で8.3%、30年で18.4%…
花粉症
今年は花粉の飛散量が多く、診察の際にアレルギー薬をご希望される方が多くいらっしゃいます。 辛い目の痒み、鼻水・鼻づまり等ありましたら、診察時におっしゃってください。 眠気のでるアレルギー薬もありますが、眠くならないものも…
PPI(プロトンポンプ阻害薬)の長期投与について
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療、予防、逆流性食道炎の治療に使用される薬です。 商品名では、以下の4種類あります。 従来のPPIよりも強力に胃酸の分泌を抑制する、PCAB(カリウムイオン競合型…
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹とは 帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる病気です。 小さい頃に初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した時は、水痘(水ぼうそう)として発症します。 水ぼうそうは、治った後もウイルスは体内に潜伏し…
潰瘍性大腸炎 5-ASA不耐症
5-ASA(5-アミノサリチル酸)製剤は、潰瘍性大腸炎(UC)治療における基本治療薬として非常に重要な薬剤です。 日本においてUCの方に使用できる5-ASA製剤は、サラゾスルファピリジン(サラゾピリン)、メサラジン(ペン…
薬剤性腸炎~collagenous colitis~
薬剤性腸炎の中でも、「collagenous colitis」について簡単にお話ししたいと思います。 あまり聞きなれない疾患だと思いますが、当院でも今までに何名かいらっしゃいましたので、この疾患について簡単にみていきます…
潰瘍性大腸炎 食事について
潰瘍性大腸炎(UC)の方の多くは、活動期と寛解期を繰り返します。 活動期:炎症が起きて症状が強く現れる時期 寛解期:症状が治まっている時期 再燃:寛解期から再び活動期になること UCの患者さんから、 「食事はどのようなも…
潰瘍性大腸炎 薬の飲み合わせ
潰瘍性大腸炎(UC:ulcerative Colitis)の方で、飲まないほうが良い薬はほとんどありませんが、いくつか注意すべき薬はあります。 ①痛み止め 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal…
潰瘍性大腸炎 医療費助成制度
潰瘍性大腸炎は、腸の粘膜に慢性の炎症を引き起こす、炎症性腸疾患と呼ばれる病気の一つで、厚生労働省から「難病」に指定されています。そのため、難病法(正式名:難病の患者に対する医療等に関する法律)に基づく医療費助成の対象とな…
年始のご挨拶
あけましておめでとうございます。 昨年も多くの方にお世話になり、ありがとうございました。 今年も宜しくお願い申し上げます。 今年は、本日1月5日(木)より診療を開始いたします。